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MADE FOR WINーTARMAC SL9ー

TARMAC SL8の登場から、丸3年ー。

 

〝1秒でも速く、ライダーをフィニッシュラインへ届ける〟ために待望の進化を遂げました。

TARMAC SL9の登場です。

 

 

6月某日に行われたSPECIALIZED JAPANの製品発表会に参加してきました。

今回はSL9のアップデートポイント・実際に試乗体感した製品レポートをお届けします。


・アップデートポイント

↑TARMAC SL9

↑TARMAC SL8

 

 

フレーム単体で見ると劇的な変化は見受けられない、TARMAC SL9。

それはTARMAC SL8が現行の枠組みのなかでいかに完成形に近づいていたかの証明でもあります。

実際、SPECIALIZED史上最速であったVENGEを超えたのがTARMAC SL8でした。

 

今回のSL9は性能の向上にフォーカスされているため、そこをポイントごとに紐解いていきます。

 

①新フォークブレード

実は私が実車を見てまず気付いたのはこの点でした。

SL8と比べて明らかにフォークブレードが幅広くなっています。

最大タイヤ許容幅はSL8から引き続き、700 x 32Cまで対応します。

 

エアロのスペシャリストであるSPECIALIZED。

今回のSL9においてはこの〝エアロ〟が開発のキーポイントとなっています。

さらにエアロ性能に特化した新フォークブレードはバイク前面で受けた気流を効率的に受け流し、速度維持に寄与します。

 

これに伴い、フレームダウンチューブもやや下方に下がり、気流を後方に流す更なるエアロ効果を生み出す形状となりました。

 

②新ノーズコーン + 新フォークコラム

フレーム前面の〝コブ状〟に突き出たヘッド。

正面から見ると中央に凹みが見受けられます。

これによりSL8対比で10%の前面投影面積が減少。

 

別名『スピードスニッファー』とも呼ばれるこの形状がさらなる進化を遂げました。

 

ただし、フレーム形状がより細くなったため、SL8で完成されたハンドリングが失われないようフォークコラムも生まれ変わりました。

ステアリングコラムが4mm、ノンドライブ側にオフセットしています。

これにより、細くなったフレーム形状でより空力を向上させつつ、最適なハンドルコントロールを可能としました。

 

ハンドルが切れすぎないようにステアリングストップも搭載し、高速化しつつもライダーの安全性にも配慮されています。

 

③新シートポスト & エアロを最大化したリアフレーム形状

SL8のシートクランプはそのままに、ポストがエアロに特化した形状に。ヤグラの下方がくびれています。

クランプがそのままであるため、現SL8ユーザーも新ポストの交換が可能です。

 

また、今回のTARMAC SL9は徹底的に〝リアル(現実世界)〟での最速にフォーカス。

トップカテゴリーのライダーは基本的にダウンチューブにボトル1本の装備が基本。

 

そのため、リアフレーム形状はシートチューブにボトル・ボトルケージを付けない状態で最速になるよう設計されました。

近づいてフレームを見ればその進化は明らかです。

 

徹底的にバイク単体ではなく、ライダーとバイクが一体であるリアルにフォーカスして開発されたTARMAC SL9。

飛躍的に向上したエアロ性能で重量は前モデルSL8とほぼ同重量。

速く・長く、グランツールを闘うことのできる至高の1台へ到達しました。


・実走レビュー

短時間ではありましたが、実際に発表前に実走して参りました。

平坦基調で、登りポイントも1箇所ある試走コースでS-works完成車で走ってみた感想です。

 

①加速・平坦巡行

BB(ボトムブラケット)周りはSL8に近い構造で、正当に進化しています。

SL8に初めて試乗した際に感じたVENGEにあった加速感はそのまま、さらに磨きがかかっています。

 

一漕ぎ目でスピードが乗り始めるまでのタイムラグがほぼ無く、加速していきます…!

そして、ここがSL9の真骨頂、その後どんどん前へ進もうとする力が働きます。

前面からの気流が後方に無駄なく流れていくのが感じられ、トップスピードの維持が驚くほどラクでした。

 

自分のようにパワーが高くないライダーでも、平坦でのベストパフォーマンスが見込めるバイクです。

 

②乗り心地(サドル上での快適性)

ここが個人的に1番の衝撃ポイントでしたが、高い走行性能にも関わらず、路面からの嫌な突き上げを一切感じませんでした。

 

AETHOSの登場からTARMAC SL8、AETHOS 2と開発方法が進化していき、

カーボンの積層計算とエアロ性能の両立が同時にできるようになったSPECIALIZED開発チーム。

それはもちろん、SL9でも体現できています。

 

『エアロ(レースバイク)=乗り心地が悪い(固い)』は過去の常識となりました。

21日間、総走行距離3000kmを超えるツールドフランスを走り抜くには快適性が高いのもアドバンテージとなります。

TTを除き、1台で戦い抜く現代のレーススタイルには欠かせない要素の一つであると言えます。

 

③ハンドリング・反応速度

〝違和感が無いことが違和感〟

走行性能に明らかな違いを感じながら、ハンドルコントロールに全く違和感を感じません。

自分の所有するAETHOS 2の上質なハンドリングと比較しても遜色無いほどです。

初見の道でも安心してバイクに身体を預けることができました。

 

そして、登り・平地でもがいた時のバイクの反応速度が優秀です。

ワンテンポの遅れもなく、バイクを反射的に振ることができます。

 

レースユースは当然の事ながら、普段のルートを今までより気持ち良く走り抜けたい方にも満足いただけるでしょう…!


・最後に

満を持して登場したSPECIALIZEDのフラッグシップモデル、TARMAC SL9。

待っていた方はもちろん、選択肢になかった方にも改めてご検討いただきたい1台です。

 

冒頭でも述べましたが、SL8からルックスは大きく変わっていないように見えます。

ただ、乗っていただければその違いはきっとご体感いただけるでしょう。

フレームが入荷次第、試乗車をご準備いたしますので、もうしばらくお待ちください。

(※試乗車はS-worksフレーム、54サイズになる予定)

試乗車店着まで待てない方…!

組替・乗り替え予約本日より承りますので、ご来店お待ちしております!!

 

また、7/1 20:00〜 TEAM レプリカフレームの抽選販売が解禁。(詳細はコチラの特設ページをご覧ください)

当選された方はB-shop OCHIの店頭でのお受け取りも可能です。

ご購入希望の方は7/15(水)の期限までにご応募ください!


Meet the Writer この記事を書いたスタッフ!

中田 裕ショップマネージャー

お客様1人1人の“楽しい”に寄り添えるよう、安全で楽しめるスポーツバイクの魅力を発信していきます。 自転車は、まだまだニッチな趣味・ライフワークだと思います。多くの方にその魅力を知っていただき、間口を広げるお手伝いをさせていただきます。

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