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【ロードホイールの新定義】
ROVALが新しい開発プロセスを経て、これまでの常識を覆すホイールをリリースしました。
・RAPIDE CLXⅢ(1305g) 〜ひとつで全てに対応。真のオールラウンドホイール〜
これまでの定説を覆す、フロント51mm・リア48mmのリムハイト。
新たに採用されたカーボンコンポジットスポーク、それに特化した新形状のハブ。
〝ひとつのホイールで全てを最速で万能にこなす〟それがRAPIDE CLXⅢです。
・RAPIDE SPRINT(1395g) 〜スプリント勝負を制する。パワーを速さに変換する最速のホイール〜
フロント63mm・リア58mmのリムハイト。
ROVALロードホイールの新カテゴリーとして加わった、スプリント特化のホイールです。
RAPIDE CLXⅢと同様、新スポーク&ハブを採用。
パリ五輪を制する事を目指して開発され、レムコ選手の金メダルに寄与しました。
今回は上記2モデルの特徴を少しマニアックな情報を添えてご紹介します。
また、市場リリース前に実際に試乗する機会をいただきましたので、
私、中田が実走・体感した印象を添えて紹介していきます。
【新しい開発プロセス】 〜〝現実世界での速さ〟に特化したホイール開発〜
過去のROVALのホイール開発は〝ホイール〟にフォーカスした設計が主でした。
…いや、当たり前だろうと思われた方も多いでしょう。(笑)
しかし、ROVAL開発チームは、ここが盲点でした。
ロードバイク・ホイールはあくまでライダーがバイクに跨って走るもの。
バイク・ホイール、そしてライダーの影響を考慮した開発設計に大きく舵を切りました。
そこで実走行に限りなく近いデータの算出に寄与したのが上の画像のマネキンです。
自社の風洞実験施設『ウィントンネル』に実際の人間ではなく、
足がペダルと共に動くマネキンを開発し、安定したデータをとる事に成功しました。
そして、得られたデータからエアロ(空力)の常識が覆されました。
エアロ性能の90%がフロントホイールから得られる事が実証されたのです。
前作のRAPIDE CLXⅡで証明した〝エアロ=リアハイトを高くする〟という常識を自ら覆したという事になります…!
そこでフロントのリムハイトが高いエアロ新常識のホイールが誕生しました。
↑RAPIDE SPRINT 勝負所で勝ち切る最速のホイール
↑RAPIDE CLXⅢ あらゆるコースプロファイルを最速で駆け抜けるオールラウンドホイール
【ROVAL エアロコンポジットスポーク】 〜軽さ・速さ・剛性バランスの融合〜
これまでROVALホイールにカーボンスポークが採用されなかったのには理由があります。
市場に流通していたカーボンスポークは圧倒的な軽さを誇るものの、剛性過多に陥ってしまい、
ROVALチームが目指す乗り味を実現する事ができませんでした。
彼らが目指したのは、現行のエアロスポークと同等の乗り味を保ちつつ、軽さと速さを両立させる事。
Arris(アリス)社という新たなパートナーを得て、その三要素を満たす全く新しいスポークが誕生しました。
それがROVALエアロコンポジットスポークです。
スチール製と比べて1本あたり2.3g軽量化。
新しい成型方法により、しなりと強度を保ちつつ振れにくいものに仕上がりました。
ハブ自体もこのスポークに特化した新形状となっています。
↑スポークエンドにはチタンパーツ採用。軽さと高耐久を実現
【他社を凌ぐ安全性】 〜ライダーの夢を叶え、安全にゴールへ送り届ける〜
軽量で速いホイールは市場に多く存在します。
しかし、数字に表れない最も大事な要素、それは安全性です。
今回の新ホイールリムに採用されているのが〝FlatStopビードフック〟です。
通常よりもワイドなビードフックが路肩の段差に突っ込んでしまってもリム打ちパンクを防ぎます。
↑通常規定の倍以上の強度で衝撃テストを実施
レースでガンガン走る方にも安心のRovalホイール2年間破損時 無償交換プログラムも適用できます。
私たち販売店スタッフ向けの試乗の機会があり、一足先に体感してきました!
試乗バイクはTARMAC SL8。平坦基調のコースレイアウトでの実走レポートです。
・RAPIDE CLXⅢ
・『ALPINISTかと錯覚するほどの加速性能』…漕ぎ出した瞬間に感動しました。
・『速度維持が驚くほどラク』…パワーの無いホビーサイクリストの中田でも高速巡行が普段よりラク!
・『一瞬で飛び出せる』…高い速度域で足を休めつつ、一気にスプリントに移行できます。
・RAPIDE SPRINT
・『CLXⅢよりさらに平坦で伸びる速度域』…平坦、下りが得意な方は断然こちらでしょう!
・『リムハイトからは想像がつかない加速』…パワーがある方、トライアスリートとの相性抜群!!
・『先陣を切る走りに鬼に金棒』…単独走(TT)、逃げに最適。
私、中田の走りに合うのはどちらも捨て難いですが、RAPIDE CLXⅢでした。
1本で全てをこなしたいのなら、真のオールラウンダーのCLXⅢです!
バイクタイムを稼ぎたいトライアスリート、平坦でガンガン攻めたい方はSPRINT一択です!
最後になりましたが、どちらのホイールもペアで
¥484,000(税込)
と決して安くはありませんが、金額以上の価値のあるホイールセットだと確信しました。
長くなりましたが、最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
久々にワクワクするプロダクトです!
お客様1人1人の“楽しい”に寄り添えるよう、安全で楽しめるスポーツバイクの魅力を発信していきます。 自転車は、まだまだニッチな趣味・ライフワークだと思います。多くの方にその魅力を知っていただき、間口を広げるお手伝いをさせていただきます。